虚栄のかがり火 30点

1990年 ブライアン・デ・パルマ監督 50歳。ノンフィクション作家だったトム・ウルフが初めて発表した長編小説作品を映画化。豪華キャストだが、評判は最悪、興行的にも大失敗。

あらすじ

ウォール街の成功者シャーマン・マッコイが愛人とドライブ中に黒人青年を跳ねてしまう。そこから怒涛の転落が始まる。

キャスト

シャーマン・マッコイ - トム・ハンクス
ピーター・ファロー - ブルース・ウィリス
マリア・ラスキン - メラニー・グリフィス
レオナルド・ホワイト判事 - モーガン・フリーマン
ジュディ・マッコイ - キム・キャトラル

ネタばれ感想

見ていて楽しい映画ではない。トム・ハンクス演じるシャーマン・マッコイは最後に大逆転?(小逆転ぐらい)で助かりますが、特にカタルシスもない。結局いやな奴がもっといやな奴によって破滅していくけどギリギリ助かったというだけで、特に成長みたいなものが見られるわけでもないから、感情が入っていきにくいのかなあと思います。
モーガン・フリーマンの正義とはの説教もごもっともですというだけ。
ただ、人間なんてみんなこの程度。自分の正義は本当に正しいか再考するにはいい映画かも。