ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー  75点

2022年 監督 ライアン・クーグラー アメリカ映画 MCUフェーズ4の最終作

あらすじ

ティ・チャラは難病に侵されており、彼を治すべくシュリは必死でハート型のハーブを精製するも、逝去する。ワカンダは悲しみに暮れ、皆彼の葬儀を執り行ったのだった。

キャスト

シュリ / ブラックパンサー - レティーシャ・ライト
ナキア- ルピタ・ニョンゴ
オコエ / ミッドナイト・エンジェル- ダナイ・グリラ

感想

・おもしろくて、かっこいい映画だが、なんか心に残るシーンがない。
・勧善懲悪映画ではないので、戦争をやめることへの感動やらカタルシスやらがもう少し欲しいところ。
・突然主役の俳優が亡くなって、途方に暮れながらも、なんとか映画を成立させようという熱意は伝わった。現実の出来事を、映画にこれだけもろ反映させることの是非は別として。

アビス  88点

1991年 監督 ジェームズ・キャメロン アメリカ映画

あらすじ

1994年1月、カリブ海ケイマン海溝付近で米国のオハイオ級原子力潜水艦「モンタナ」が不可解な形で沈没した。米国政府は周辺海域にハリケーンが接近している事を考慮して、付近で石油採掘を行っていた移動式海底石油プラットフォーム「ディープコア」に救助協力を依頼し、同施設に海軍特殊部隊による調査チームを派遣する。

キャスト

ヴァージル・“バッド”・ブリッグマン    エド・ハリス    
リンジー・ブリッグマン    メアリー・エリザベス・マストラントニオ    
ハイラム・コフィ大尉    マイケル・ビーン

感想

・エイリアン登場シーンはそれほど多くないが、深海サスペンス映画として十分面白い。
・「ターミネーター」「エイリアン2」のヒーロー、マイケル・ビーンの悪役ぶりが最高。
・後の「ターミネーター2」「タイタニック」へとこの時期のジェームズ・キャメロンの進化は半端ない
・この映画公開から30年、人類はいまだに大人になっていない。

トゥルーライズ  85点

1994年 監督 ジェームズ・キャメロン アメリカ映画

あらすじ

ハリーは、妻・娘と共にロサンゼルスで暮らすセールスマン。だが、彼の本当の姿は、国家保安組織「オメガ・セクター」所属のスパイだった。
彼は、中東で暗躍するテロリストの資金ルート解明のため古美術商の女・ジュノに接近する。だが、彼女と行動を共にしていたテログループ"真紅のジハード"のリーダー、アジズはハリーを不審に思い、手下とともに彼の命を狙うが、間一髪でハリーはこれを撃退するもアジズは逃がしてしまう。
ホームパーティーの約束を破ってしまったハリーは謝罪しようと妻・ヘレンが勤める法律事務所に向かうが、そこで見たのは見知らぬ男と密会の約束の電話をしていたヘレンの姿だった。ハリーは、「ヘレンが男と不倫している」と思い込み、組織の力を使って捜査を開始する。

キャスト

ハリー・タスカー: アーノルド・シュワルツェネッガー 
ヘレン・タスカー: ジェイミー・リー・カーティス 
アルバート・マイク・ギブソン: トム・アーノルド

感想

・バカみたいにお金をかけた、悪ふざけ映画。
・見せ場の連続で飽きさせない。
・原爆のシーンだけ、日本人にはちょっと…

殺人魚フライングキラー  70点

1981年 監督 ジェームズ・キャメロン 『ピラニア』の続編

あらすじ

カリブ海に浮かぶ島のリゾート地にて、観光客やダイバーが惨殺される怪事件が発生する。被害者が増す中、ダイビング講師のアンは、生物兵器"フライングキラーが原因だと突き止める。

キャスト

アン    トリシア・オニール
ティーヴ    ランス・ヘンリクセン    
タイラー    スティーヴ・マラチャック    
クリス    リッキー・ポール・ゴルディン

感想

ジェームズ・キャメロンは途中で降板させられたらしいですが、後のキャメロン作品への伏線が随所に。
・沈没船 このころから好きだったのね。
・腹から出てくるフライングキラーはもろエイリアン。
・「エイリアン2」のアンドロイド、ランス・ヘンリクセン若いです。

エイリアン3  78点

1992年 監督 デヴィッド・フィンチャー デヴィッド・フィンチャー映画初監督作品

あらすじ

惑星LV-426のエイリアン殲滅作戦後、冷凍睡眠につくリプリーら生存者達を乗せて地球に帰還するはずだった宇宙戦艦スラコ号に謎の事故が発生。スラコ号から自動的に切り離された脱出艇は、流刑惑星フィオリーナ161へと不時着したが、共に生還したはずのヒックスやニュートが着陸時に死亡した上に、ビショップも機能を停止しており、一人生き残ったリプリーは悲しみに暮れる。

キャスト

リプリー    シガニー・ウィーバー    
ディロン    チャールズ・S・ダットン    
クレメンス    チャールズ・ダンス    
ビショップ  ランス・ヘンリクセン        

感想

・まずはヒックスやニュートが死んでいることにショック。
・パート2でエイリアン軍団との戦いで盛り上がったが、原点回帰でエイリアン一匹対人間に。続編としての進化があまり感じられず。
・ただ、やっぱりエイリアンが出てくるとうれしくなっちゃうのはどうしようもないです。

ドラゴン・タトゥーの女  65点

2011年 監督 デヴィッド・フィンチャー 

あらすじ

記者ミカエルは実業家ヴェンネルストレムの武器密売をスクープし、名誉毀損で訴えられ全財産を失う。失意のミカエルに、別の大物実業家から一族の謎を解明して欲しいとの依頼がくる。見返りに裁判判決を逆転させるような証拠を渡すという。謎とは、40年前に行方不明になった16歳の少女のことであり、一族の誰かに殺されたという。
ミカエルは、ドラゴンの刺青をしたフリーの天才女ハッカーであるリスベットとともに捜査を進める。

キャスト

ミカエル・ブルムクヴィスト ダニエル・クレイグ    
リスベット・サランデル ルーニー・マーラ    
ヘンリック・ヴァンゲル    クリストファー・プラマー    
マルティン・ヴァンゲル    ステラン・スカルスガルド    

 

感想

・リスベットの魅力のみで、話はいまいち。

・推理ものだったら、もっと驚きたい。
・本筋と別の話がだらだら続く。

ゾディアック  70点

2007年 監督 デヴィッド・フィンチャー アメリカ映画 

あらすじ

カリフォルニア州バレーホで若いアベックが殺害される事件が発生する。一ヶ月後、報道機関に「ゾディアック」と名乗る犯人から暗号付きの手紙が送りつけられる。

キャスト

ロバート・グレイスミス - ジェイク・ジレンホー
デイブ・トースキー - マーク・ラファロ
ポール・エイヴリー - ロバート・ダウニー・Jr
ウィリアム・アームストロング- アンソニー・エドワーズ

感想

・ゾディアックにのめりこんでいくジェイク・ジレンホールの狂気が怖い。
・真実にこだわりまくっているせいか映画としてはつまらない。
・実在する人を犯人とほぼ決めつけている感じが、いいのかなあと思ったりする。