死刑執行人もまた死す  88点

1943年 監督 フリッツ・ラング アメリカ映画 

あらすじ

「死刑執行人」の異名でプラハ市民に恐れられていた副総督、ラインハルト・ハイドリヒがレジスタンスに暗殺される。事件を受け、秘密警察ゲシュタポは、暗殺犯の捜索に躍起になる。

キャスト

フランツ・スヴォボダ医師    : ブライアン・ドンレヴィ 
シュテファン・ノヴォトニー教授 : ウォルター・ブレナン 
マーシャ・ノヴォトニー     : アンナ・リー 

感想

・こんな不条理がまかり通っていた時代。今の常識も疑ってかからないと。
・ハッピーエンドで終わらせないところに、フリッツ・ラングの本気を感じる。
・「NOT The END」痛烈!

ゲーム  80点

1997年 監督 デヴィッド・フィンチャー アメリカ映画 

あらすじ

サンフランシスコの投資銀行経営者ニコラス・ヴァン・オートンは、48歳の誕生日に弟のコンラッドから"CRS"という会社が提供する“ゲーム”の招待状を受け取る。

キャスト

ニコラス・ヴァン・オートン      マイケル・ダグラス    
コンラッド・ヴァン・オートン    ショーン・ペン

感想

・私だったら絶対に許さない。
・実際ケガとかしてるし。
・サプライズ撲滅を啓蒙するにはいい映画かも。

ファイト・クラブ  90点

1999年 監督 デヴィッド・フィンチャー アメリカ映画 

あらすじ

大手自動車会社に勤務し、全米を飛び回ってリコールの調査を担当する『僕』は不眠症に悩んでいた。
出張続きの日々を送る『僕』は、飛行機の機内で石鹸の行商人タイラー・ダーデンと出会う。

キャスト

タイラー・ダーデン          ブラッド・ピット
ナレーター(主人公・「僕」)    エドワード・ノートン    
マーラ・シンガー          ヘレナ・ボナム=カーター

感想

・初見ももちろん最高だが、落ちを知った上での2度目がさらに楽しい映画。
・自分で自分をぶん殴るエドワード・ノートン 最高。呆気にとられる上司がいい顔している。
・「痛み」とか「死」とかを感じることで初めて「生」を実感できる、ものすごくわかるのですが、私のような小物は現実だったら絶対やだなと。だからこそ暴力を扱ったり、死を扱ったりする映画や小説に魅かれるのかなと思ったりしました。

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー 90点

2023年 阪元裕吾監督 『ベイビーわるきゅーれ』の続編

あらすじ

殺し屋である杉本ちさとと深川まひろは、さまざまな出費がかかることに困惑していた。一方、殺し屋協会アルバイトのゆうりとまことの兄弟も、指令ミスで報酬がもらえないといった不安定な生活に窮し、お金を欲していた。

キャスト

杉本ちさと ‐ 髙石あかり
深川まひろ ‐ 伊澤彩織
神村ゆうり - 丞威
神村まこと - 濱田龍臣

感想

・2人が出てくるだけですべてOK感がある稀有な作品。
・前作よりスケールが小さくなっている感があるが、そもそもスケールなんてどうでもいい。
・個人的には着ぐるみ対決が好き。
・かけ将棋のシーンも好き。
・至近距離でのガンアクション、1対1のカンフーアクション、すべてが最高。

ベンジャミン・バトン 数奇な人生  75点

2008年 監督 デヴィッド・フィンチャー アメリカ映画 

あらすじ

1918年のニューオーリンズ第一次世界大戦が終わった日の夜、生まれたばかりの赤ん坊が、ある老人施設の前に置き去りにされていた。施設を経営する妻クイニーと夫ティジーの黒人夫婦は赤ん坊に気付き拾い上げ、その老人のような姿に驚く。

キャスト

ベンジャミン・バトン - ブラッド・ピット
デイジー・フューラー - ケイト・ブランシェット
クイニー - タラジ・P・ヘンソン

感想

・アイディアは秀逸。
・特殊な人生をたくましく楽しむベンジャミンの姿は素敵。
・同じ設定で女性バージョンも見てみたい。

ソーシャル・ネットワーク  70点

2010年 監督 デヴィッド・フィンチャー アメリカ映画 

あらすじ

ハーバード大学2年生のマーク・ザッカーバーグは、恋人のエリカにフラれる。怒ったマークはブログに彼女の悪口を書き並べ、さらに腹いせにハーバード大学のコンピュータをハッキングして女子学生の写真を集め、女の子の顔の格付けサイト「Facemash」を立ち上げる。

キャスト

マーク・ザッカーバーグ    ジェシー・アイゼンバーグ    
エドゥアルド・サベリン    アンドリュー・ガーフィールド    
ショーン・パーカー    ジャスティン・ティンバーレイク

感想

・世の中に普及するものは、だいたい人のゲスな心に寄り添うもの。
・エリカ、FACEBOOK登録するなよ。
・ゲスな人たちをゲスに映画にするのもゲスな行為で、それを見て楽しむのもまたゲスな行為。世界はゲスで回っている。

さかなのこ   80点

2022年 監督 沖田修一 日本映画

あらすじ

魚大好きなミー坊が「お魚さんの博士」を目指して奮闘する。

キャスト

ミー坊(さかなクン):のん
ヒヨ:柳楽優弥
モモコ:夏帆
総長:磯村勇斗
籾山:岡山天音

感想

・これを映画にしようとした人、ぶっ飛んでて素敵。
・「普通って何?」こう言える人間でありたい。我々はありもしない”普通”にとらわれ過ぎているように思う。
・何かものすごく好きなものがある人は強い。